PIXIV ID:18565874
街景さほど红魔馆から远くない森の中に、美铃の报告した『ツノの生えたムカデのような铁の块』はあった。
外の世界の记忆が苏る。これは战车だ。酷く锖び付いた、恐らくは幻想入りしてからもしばらくここに放置されたろう车体は茑に侵され雑草の海に沉みつつあった。
お嬢様が神妙な面持ちで大砲を见上げている。そうだ。ここにあるという事は相当古いものなのだろうが、これは外の世界の…近代兵器。
もしもこいつを动かす事が出来たなら、魔法と妖怪の科学力が発达した幻想郷でさえ、相当な惊异になるだろう。
それこそお嬢様の幻想郷における支配力を大きく変える事も。
だが…だがもしそれが里の人间の手に渡ったら…幻想郷のパワーバランスを乱す要因ともなればあのスキマ妖怪も黙ってはいないだろう。
私は红魔馆のメイドとして主の安全を第一としなければならない。
「素晴らしいわ」お嬢様の瞳が辉く。まずい。过ぎたお考えであると正さなければ――
「スカーレット号って名前にしようと思うの」…うん 「いいよく闻きなさい」お嬢様はひょいと砲塔に登り、すぅ、と一息置くと――宣言した。
「ここを秘密基地とする」「焦げてますよ」
62086,"bookStyle":030752011·03·08
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