Song of Wind|すぺ的弹吉他人物插画图片

「Song of Wind」を题材に选びました。

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美しく优しい、物悲しくて郷愁を诱う、それでいて癒される旋律だった。

何処かの异国、或いは异世界を旅しているかのような思いにさせる、その良く通る透き通った女性の歌声は、风に乗って阶段の下まで聴こえてきた。きっと、教会の関係者だろう。

高低差のある土地に建てられた古い教会を访ねて、バス停から20分は步いた。纷れもなく此処は日本だ。ここに行けと、言われて访ねてきた。屋根が见えてきたその教会に、一体、何があるというのだろう。と、考える必要はなかった。

…何か変だ。教会…の雰囲気が。

阶段を登り切るよりも前に、违和感の正体は判った。

阶段を登ってきた东侧からは见えなかったが、回り込んだ阶段の石垣侧から临んだ教会の南侧が、无い。屋根上の十字架はあるが、その下は、真っ黒に烧け焦げた柱と梁がむき出しになっていた。火灾で、烧け落ちたのだ。或いは落雷か。

そして、その、风に乗って流れてきた歌声の主の少女は、教会の墓地とは反対の緑の斜面に、いた。